とっても気になっていたんです。フエギア1833。
アルゼンチン ブエノスアイレスで2010年に設立された新しいパフューマリーです。パタゴニアに代表される南米の自然に根ざしたラインアップに心を鷲掴みされました。他にも文学や、探検家を始めとする偉人たちに捧げるラインなど、多くのコレクションがあります。
ブティックが六本木のグランドハイアット東京の中にあるという行きにくさですが、気になるんだから仕方がない。行かなければ。
というわけで六本木ヒルズ付近をぐるぐる道に迷ってやっと着きました。香水瓶に丸底フラスコを逆さまに被せたディスプレイが特徴的です。ひとつひとつフラスコを鼻に持っていって香りを確かめていくのですがこれが楽しい。店員のお姉さんもいろいろ説明してくれて、ばんばん試させてくれます。
ムスカラ ベチベリアはその名の通りベチバーの香水です。ムスカラシングルノートコレクションというひとつの原料にスポットを当てたシリーズのひとつで、他の香水との重ね付けもおすすめとのこと。
他の遊びがなくベチバー好きにはたまらない香りですが、苦い感じが調整されているというか絶妙なまろやかさです。ツンとこず、荒れた感じもなくて、柔らかくまとまりがあります。男性は割と「あ〜(恍惚)」となるのではないでしょうか。ドライダウン後に時折ふわっと香るとたまらないです。
ムスカラシングルノートコレクションもいろいろあるのですが、蜂蜜の Muskara Apis は本物の蜂蜜の香りがしましたね。あの少し刺激のある蜂蜜特有の甘さが再現されていました。
フエギア1833は香水の種類がとても多いので、楽しい反面、絞り切るのが難しくて悩みますね。。